POHRCは国際社会における暗黒舞踏とその創始者土方巽について議論の場を提供し、実践的なプロジェクトを企画します。  

POHRC 7: 土方巽の舞踏[集中ワークショップ&研究会]2019年9月16日(月)〜22日

2015年に土方巽の故郷秋田で土方巽の舞踏をめぐってワークショップを始めたPOHRCは、2017年からは秋田県羽後町の「鎌鼬の里」にて舞踏合宿を実施してきました。そして本年2019年も9月に「鎌鼬の里」で1週間の舞踏合宿を行います。土方巽が写真家細江英公と故郷秋田を旅して行った『鎌鼬』の撮影がきっかけとなり、土方は自身のルーツに立ち戻り、暗黒舞踏の新たな局面を切り拓くことになったのです。それだけに、撮影地の近くでの舞踏合宿は私たちにとって貴重な体験となることでしょう。本年も4日間の舞踏集中ワークショップを中心に、秋田県角館にて江戸時代から残る伝統的な武家屋敷の見学や温泉を楽しむバスツアーも含めて、舞踏の聖地とも言うべき土方のふるさと「秋田」を一緒に体験しましょう。

今年のワークショップの講師は三上賀代さんです。三上さんは土方舞踏研究のパイオニアとして『器としての身體』(日・英語版)を出版されています。そして何より長年にわたり舞踏家として精力的に活動され広く評価されています。そこでこの3日間の集中ワークショップでは、土方の舞踏譜の舞踏について学術的な視点をもって学ぶとともに、実践的にも土方舞踏を深く学ぶ絶好の機会となります。なお三上さんは、POHRCにとっては2013年から二度目の招聘となります。さらにベテラン舞踏家である秀島実さんによる、1日限りの特別ワークショップを実施します。大野一雄に師事した秀島さんは、大野一雄の代表作である土方巽演出の「ラ・アルヘンチーナ頌」の上演にも関わっており、大野と土方という舞踏先駆者の記念碑的な作品づくりを間近で見ていました。大野舞踏のエッセンスを学ぶ秀島さんのワークショップに加えて、「ラ・アルヘンチーナ頌」の記録映像を鑑賞し、当時の稽古場を知る秀島さんと慶應義塾大学アート・センター土方巽アーカイヴの森下隆によるトークを行います。

続く9月21日(土)22日(日)には、鎌鼬美術館において「鎌鼬の里芸術祭」が開催されます。この芸術祭では秀島実、両氏による舞踏公演を始め、内外のダンサーのパフォーマンス、神楽の仙道番楽や西馬音内盆踊りといった地元の民俗芸能、フリージャズのグループ騒乱武士の熱狂的なライブ、また東北地方における文化の古層を探るシンポジウムやトークなども行われます。また例年のように、ワークショップ参加者(希望者のみ)によるパフォーマンスも実施されます。このパフォーマンスでは、野外、古民家の畳の間や土間、さらには美術館が入っている蔵の2階など、さまざまな場所を選んで踊ることができます。

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概要

三上賀代さんのワークショップでは土方巽の「舞踏譜の舞踏」を学術的な視点から学び、実践を行います。加えて秋田角館にて武家屋敷の見学や温泉を楽しむバスツアー、土方巽演出・大野一雄出演による「ラ・アルヘンチーナ頌」 の全編上映及びトークが行われます。大野一雄の弟子である秀島実さんがスピーカーとして登壇する他、特別ワークショップも開催されます。

9月15日(日)秋田入り

9月16日(祝・月)角館の武家屋敷、温泉を楽しむバスツアー

9月17日(火)〜19日(木)三上賀代によるワークショップ 

10:00-13:00 & 15:00-18:00

9月20日(金)「ラ・アルヘンチーナ頌」上映会及びトークイベント

秀島実による特別ワークショップ

9月21日(土)〜22日(日)「鎌鼬の里芸術祭」鑑賞

舞踏公演

神楽の仙道番楽、西馬音内盆踊り、フリージャズグループ騒乱武士、WS参加者(希望者のみ)によるパフォーマンス

9月23日(月)秋田出発

お問合わせ

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主催・共催など

主催:POHRC

共催:田代村体験協議会

共催:NPO法人鎌鼬の会

協力:慶應義塾大学アート・センター